あたさんが韓国土産を宅急便で送ってくださった。
送ってくださったのはいいのだが、韓国海苔の隣になにやら怪しげな缶詰がはいっている。
缶詰には英語とハングル文字が書かれている。かろうじて意味が取れる英語を元に缶詰の中のものを推測してみた。
Silk = 「絹」
Worm = 「虫」
Pupa = 「さなぎ」
つなげてみると、「絹の虫のさなぎ」。。。
なんだ、蚕の蛹か。
早速あたさんに連絡してみた。
おれ「あのー、この虫どうすればいいんですか?」
あたさん「くえ。」(即答)
おれ「。。。」
あたさん「不味屋的に食って感想を述べてみよ。」
実を言うと、これまで不味屋では以下のネタを「不思議」で取り扱う事を自主的に禁止していた。
・食物以外のもの(鉛筆とか墨汁とか洗剤とか)
・げてもの(昆虫とかネズミとかミミズとか)
「不思議」は元々気色悪いものを食うコーナーなので、更に気持ち悪い絵になるのは避けた方がよかろうと思い禁じていたのだが、イナゴや蜂の子を普通に食べる地域もあるし、蚕もあまり大差はないのかも知れない。
ちなみにこの蚕の蛹の缶詰、韓国ではポンテギと呼ばれ、屋台も出ているメジャーな食べ物なのだそうだ。
チョナンカンも食べているし、ぺ様も食べているに違いない。
気持ち悪がっていてはお隣の国に失礼だ。
不味屋も今流行りの韓流を目指すことにした。
久々の「不思議の謎を食わねばならぬ」は、初の虫ネタである。
まずは缶詰のプルトップをあけてみる。
缶詰のなかからほのかにほこりっぽい、古くなった牛乳を薄めたような匂いがする。
これが紡績工場の匂いなのかもしれない。
蛹と一緒に茶色い煮汁があふれんばかりに入っているが、流石にこれは飲んでみる気にはなれない。
小さめの蛹を一匹つまんで口の中へ放り込んでみる。
歯ごたえはイナゴの佃煮より若干やわらかい。
臭みはあまり感じない。
缶詰のせいか、蛹自身の味はよくわからない。
まあ食えなくは無いのだが、缶詰1個分を食うのはちょっときついものがある。
とりあえずさんごさんのお勧めもあり、ごま油で炒めてみることにした。
炒めているとポップコーンのように、ポンッ、ポンッとはじける音がする。
流石は節足動物、外骨格の賜物である。
中には勢いよくはじけてフライパンから脱走する蛹もいて、ちょっとリアルな感じもしないでもない。
温めてから頂くと、先程よりは若干食べやすい気がする。
それにしても味はともかく、小さめの蝉を連想してしまうこの形が抵抗感を出しているのかもしれない。
完食するにはもっとこう、勢いよくかきこめるようにして、なおかつ形が分からないようにするのが一番かもしれない。
そういうわけで、卵でとじてごはんにかけてみた。
『開化丼』ならぬ『かいこ丼』である。
当初の予定と若干違っている気もするが、かまわずかきこんでみる。
干しえびかなにかを卵とじにしたのだと強引に言い聞かせれば説得できるかもしれない。そんな味である。
最後のほうは食うのに精一杯で、正直なところ味のほうはあまり覚えていない。
むしろ、味を気にしていたら食いきることなどできなかったような気がする。
みなさんも、韓国においでの際は是非本場のポンテギをお試しになってはいかがだろうか?
わたしゃ遠慮しますが。





まず、さん、こんにちは。
私も昨日初めて食べましたが、旨いとは言えないですねー、これ。
ぶっかけご飯にして食べたまず、さんを尊敬します(笑)
どもコメントありがとです。
あの虫食べましたか。大変でしたね。
ご飯にかけたのはそうでもしないと食いきれないと思ったからです。実際味わってたら無理だったかと。
息子の強い希望で蚕をかっていますが、繭から絹糸を獲った後の蛹を捨てるのはかわいそうだと泣かれ、じゃ食べてみようかと考えています。
どのような味付けが最適なのかイメージをお教えいただけるとうれしいです。
もう熟蚕でまゆを作り始めるのでいろいろと調べています。
全農の方にうかがいました。かいこは蛹より蛾の方がおいしいとのことでした。産卵が終わった後のまだ息のあるかいこがを鱗粉落とし(水洗いする)醤油みりん、水飴で煮るのだそうです。担当の方は蛹より蛾の方が「ぼくはおいしいと思います」とはなしておりました。かいこがは召し上がったことはありますか?
缶詰があるとは知りませんでした。