誕生日と震災

この度の大規模地震により、被害を受けた皆様へ心よりお見舞い申し上げます。

地震のあった本日3月11日はさとちゃんの誕生日でした。

地震があった直後、オットから

「地震は大丈夫ですか？勝浦（オットの実家）は津波が2mありましたが無事です。」

というメールが来て、揺れも感じていない、テレビも見ていない私は「？？？」な状態でした。

地震なんていつあったんだろう？わざわざメールしてきて大げさな...とさえ思っていました。

ところが4時過ぎになり、いっちゃんに教育テレビを見せようとテレビをつけた瞬間、

信じがたい映像が私の目に飛び込んできました。

もちろん、どのチャンネルを見ても報道番組になっていて現地の悲惨な状況が

次々と映し出されていました。子供たちはよく分からない様子で

なぜいつも見ている番組がやっていないのか、

なぜテレビに写っている人たちは泣いているのか、

どうして家や車が水に流されているのか...

状況を飲みこむのに時間がかかりました。

でもやっぱり、6歳になったばかりの息子にとってはいまいちピンとこないのです。

自分はいつも通り元気だし、家も家族も友達も被害に遭ってないし、

それまでの生活と何ら変わらないのですから。

被災地の状況、被災者の悲しみを分かりやすく説明しても

「...かわいそうだと思う。僕は地震に遭わなくて良かった。」とは言うものの

その次の瞬間には二男と走り回って遊びます。当然と言えば当然です。

そんな中迎えた6歳の誕生日。

手放しでお祝い！という気分にはなれないものの

だからと言って自粛するというのもおかしい。

今日は朝から"誕生日スペシャルお子様ランチ"を作ってあげようと

準備していたので、実行することに。

ハンバーグが少し焦げてしまいましたが、ご愛敬（笑）

さとちゃんはすごく喜んでくれて、その顔を見て私もホッと心が和みました。

私たちは無事だったんだ。そのことを申し訳なく思うんじゃなく前向きに捉えないと。

子供たちがいる、毎日の生活がある、悩んではいられない。

私たちに出来ること、小さなことでもみんなのお役に立てればいいなと思います。

がんばろう、ニッポン！

そして、6歳のお誕生日おめでとう。